第14回「ゆっくり建築中3」
2023年11月23日
内部の下地工事が終了し、外部の工事に入りました。
東側玄関に至る通路に庇がつきました。
軒天の写真も併せてごらんください。
外壁は、杉板を縦に貼ります。
杉板を貼るために胴縁を横に取付ます。
侵入した雨水を逃がすため、
胴縁に溝を付け雨水が下に流れ落ちるように加工してあります。
胴縁に半丸の溝があるのがわかりますか。
外壁の杉板の裏側に、溝を付けてあります。
これを真鍮の釘で、打ち付けてゆきます。
先端がスクリューになっています。
天然の板なので、将来反ったりします。
反りやゆがみにより板が浮かないようにするため対策です。
この杉板を、斜め下側から真鍮の釘で打ち付けます。
釘を斜め下側から打つことによって雨水が内部に留まらず、
下側(外部)へ落ちやすくするためだそうです。
親方口は悪いですが結構、気遣ってくれてます。
(ここで当たり前と言ってはいけません)