第21回「ゆっくり建築中10」
2024年02月16日
木工事が完了し、内装工事に入ります。
壁の仕上げの前に、造り付けの、造作収納、キッチンの工事に入ります。
キッチン下台です。
キッチン下部分は、食洗器以外、ほぼオープンです。
キッチン裏面の収納です。
素材はキッチン下台も含めてブラックチェリーにて作成しました。
見事な仕上がりですが、旦那が
「こんなに収納があって、しまうものあるの?」と奥さんに言うと
「何言ってるの。あんたが処分しなかった食器がどれだけあると思うの!(# ゚Д゚)」と。
親方も
「俺もこんな長いものを作ったのは初めてだけど…」
と、ヘラヘラ笑っていました。
なんと5m以上あるんですよ。
たいてい建売住宅では水回りに分電盤をもっていきますが、
何せこの家は、洗面所・脱衣室がありません。
ですので、分電盤を収納最上部に入れました。
ルーター関係もここに収めます。
奥さん、
「ここには、取説とか、書類関係を入れるの。」と。
旦那、心の底で
「そんなに入れるものあるの?この裏にも、パントリー用の棚があるのに…」
そうなんです、写真にはありませんが、
この他に、パントリー用の収納棚が別にあります。
洗面台用の造作です。
ここに洗面ボウルと鏡がきます。
当初、袖壁の立ち上がりと、
鏡の間のスペースをタイルで仕上げようと打合せをしておりましたが、
親方がコンセントの位置・袖壁の立ち上がりの高さをミスしまして、
タイルの施工ができなくなりました。
親方「ほかの現場なら、冷汗ものでどうしようかと焦っている所だけど、
旦那の現場だからなんか、笑っちゃいます。」と。
奥さんは、鏡裏収納をしたかったのですが、
旦那に却下されておりました。
そのうえで、奥様の希望だった、タイルも没となり、
「mumumu・・・」
旦那「親方にいろいろやってもらっているから…これでいこうよ」と慰めました。
親方万々歳したとさ。